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みぞおちと胃液分泌促進とネキシウム

みぞおち辺りが焼けるように感じる胸やけの症状や、喉から酸っぱいものが口の中までこみあげてくる、胃の不快感などがあるとき、逆流性食道炎を起こしてしまっている可能性があります。

胃は胃酸に耐えられるように粘膜の防御機能が働いていますが、食道にはそれがないため何らかの原因で胃酸が逆流してしまうと、食道の粘膜が荒れたりただれるなどして潰瘍が発生しやすくなります。
逆流を防ぐために括約筋がありますが、機能が低下してしまう人もいて、加齢により働きが悪くなることがありますが、食道裂孔ヘルニアなどを患ってしまっている場合も起きやすいです。

食道や胃の働きが鈍くなり、食べたものが長時間とどまってしまう場合も逆流が起きやすくなります。
食べすぎや脂肪分の取りすぎなどの影響を受けて、げっぷを頻繁に出すようになると胃側から食道に空気が何度も流れるようになるため、げっぷのたびに胃酸を伴ってしまうこともあります。

胃液の分泌が促進されてしまうと逆流した時に生じる粘膜の傷が酷くなっていまうので、逆流性食道炎の治療に取り組む間は胃酸を抑えることが大切になってきます。
ネキシウムは胃酸分泌を抑える働きがあるプロトンポンプ阻害薬であり、エソメプラゾールが主成分です。
胃酸はH2受容体やM受容体、G受容体から発せられた信号をプロトンポンプが受けることで分泌されることが分かっているため、プロトンポンプを阻害すれば抑制につながります。

ネキシウムは逆流性食道炎以外にも胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療の際にも用いられ、ピロリ菌の除菌補助として使われます。
ネキシウム自体が菌の駆除を行うわけではありません。
胃の粘膜に感染したピロリ菌が胃酸を中和するアンモニアを作り出すせいで、アンモニアが胃の粘膜を傷つけ潰瘍に至ることがあるためで、ネキシウムはその潰瘍が悪化しないように胃酸を抑えることに使われます。